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概要:調査会社センティックスが4日発表した9月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.5と、前月のマイナス18.9から低下した。
調査会社センティックスが4日発表した9月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.5と、前月のマイナス18.9から低下した。
[フランクフルト 4日 ロイター] - 調査会社センティックスが4日発表した9月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス21.5と、前月のマイナス18.9から低下した。
ロイターがまとめた市場予想のマイナス20.0を下回った。ドイツの景気低迷が依然としてユーロ圏経済の足を引っ張っている。
センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は「ドイツの状況が依然として特に不安定だ。新型コロナウイルス流行に伴う最初のロックダウン(都市封鎖)でドイツ経済が鈍化した2020年7月以降で最も弱い状況にある」と指摘。
「ドイツはユーロ圏経済全体にも重くのしかかっている。世界的な景気後退(リセッション)への転換点は人が思うほど遠くない」と述べた。
ユーロ圏の期待指数も前月のマイナス17.3からマイナス21.0に低下。現況指数はマイナス22.0と、22年11月以来の低水準だった。
ヒューブナー氏はドイツについて「政治指導部の経済面の能力が完全に欠如していることに加え、エネルギー・電力危機に伴う経済の多大な不透明感がドイツ経済をますます深い景気後退に陥れている」と指摘。
同氏によると、ドイツの現況指数は20年7月の新型コロナ危機以来の低水準で、この水準を下回ったのは08─09年の金融危機時のみ。
調査は投資家1220人を対象に8月31日─9月2日に実施した。
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