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概要:スイス経済省経済事務局(SECO)が4日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比横ばいだった。外需低迷で製造業とモノの輸出が打撃を受けた。
スイス経済省経済事務局(SECO)が4日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比横ばいだった。ジュネーブで開かれた時計フェアで3月撮影。(2023年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリヒ 4日 ロイター] - スイス経済省経済事務局(SECO)が4日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比横ばいだった。外需低迷で製造業とモノの輸出が打撃を受けた。
第2・四半期のGDP伸び率は、スポーツ行事を調整したベースで前期比0%増。第1・四半期は0.9%増だった。ロイターがまとめた市場予想は0.1%増だった。
製造業の生産が2.9%減と足を引っ張った。化学・医薬品産業の生産が減少した。モノの輸出も国・分野を問わず幅広く減少した。
企業も慎重姿勢を強め、設備投資は前期比3.7%減少した。IT、研究開発、自動車への支出が減った。
VPバンクのエコノミスト、トマス・ギツェル氏は「スイスは近隣の欧州諸国の景気低迷と無縁ではいられない。開放型の小国で、他国の資産と問題にあまりにも左右されやすい」と述べた。
ただ、個人消費は0.4%増と引き続き好調だった。医療、食品、宿泊への支出が増えた。
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