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【欧州市況】株続伸、米経済ソフトランディングに期待－債券下落
概要：11日の欧州株は続伸。イエレン財務長官の発言で、米経済がソフトランディングに向かっているとの期待が高まった。
11日の欧州株は続伸。イエレン財務長官の発言で、米経済がソフトランディングに向かっているとの期待が高まった。
ストックス欧州600指数は0.3％高。金属価格の上昇を追い風に鉱業株が上げを主導。銀行や自動車など、その他の景気敏感株も上昇した。イエレン長官は10日、米国が労働市場に大きな打撃を引き起こさないままインフレを抑制できることに自信を強めていると語った。
銀行株の中ではイタリアの銀行の上げが目立った。銀行の「超過利潤」に課す同国の新税について、政府が変更を検討していると報じられた。
欧州債市場ではドイツ債が３営業日ぶりに下落、利回り曲線がベアスティープ化した。12日はドイツ債とオランダ債のほか、欧州連合（ＥＵ）も７年債を発行する見通し。
短期金融市場は欧州中央銀行（ＥＣＢ）による14日の利上げを10ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）織り込んでいる。ピーク金利の見通しは１ｂｐ上昇し、年末までに3.94％となった。
12日に30年物のインフレ連動債発行を控える英国債は、固定利付債、インフレ連動債ともに利回り曲線がベアスティープ化。ユーガブとシティの調査によると、インフレ期待は８月にやや上昇した。
英時間12日午前７時には同国の７月の週平均賃金が発表され、前月と同じ伸び率が予想されている。
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