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米銀シチズンズ、融資債権92億ドル縮小で「処分売り」は回避へ
概要：米銀シチズンズ・ファイナンシャル・グループのジョン・ウッズ最高財務責任者（ＣＦＯ）は、137億ドル（約２兆円）の不要な債権ポートフォリオを縮小するために損失計上を必要とするような取引はしない考えを表明した。
米銀シチズンズ・ファイナンシャル・グループのジョン・ウッズ最高財務責任者（ＣＦＯ）は、137億ドル（約２兆円）の不要な債権ポートフォリオを縮小するために損失計上を必要とするような取引はしない考えを表明した。
シチズンズのウェブサイトのプレゼンテーションによると、同行は2025年末までに非中核債権ポートフォリオの92億ドル縮小を目指しており、「機会を見ながら」資産売却を行う可能性がある。こうした売却により、同行は連邦住宅貸付銀行（ＦＨＬＢ）などからの高コストの資金を返済し、ホームエクイティーローンやクレジットカード融資を増やすことができるとしている。
地方銀行は金利上昇のあおりを受け、資本増強と流動性向上のためにバランスシート縮小を迫られている。だが、米金融当局が積極的に利上げを進める中で、資産の基本的価値が下がったことから、金融機関は売却で損失計上を余儀なくされることもある。
ウッズ氏は、シチズンズではそのようなことは起きないと述べ、非中核ポートフォリオにあるローンの大半は、自動車ローンや教育ローン、その他のリテール商品に関連したローンだと指摘。「このような金利環境下で、慌てて処分売りする必要はない」とニューヨークで開催されたバークレイズ・グローバル金融サービス会議で語った。
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