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概要:欧州のクラシファイド広告会社アデビンタは、ブラックストーンとペルミラが率いるプライベートエクイティー(未公開株、PE)投資会社連合から買収案の提示を受けたことを明らかにした。実現すれば今年最大級の買収案件の一つとなる見通し。
欧州のクラシファイド広告会社アデビンタは、ブラックストーンとペルミラが率いるプライベートエクイティー(未公開株、PE)投資会社連合から買収案の提示を受けたことを明らかにした。実現すれば今年最大級の買収案件の一つとなる見通し。
ノルウェーのオスロに本社を置くアデビンタは21日の発表資料で、ブルームバーグ・ニュースが先に報じた内容を確認。同社の全株式取得に向けた「拘束力のない提案」をPE連合から受けたとした。
アデビンタによると、上位2位の株主であるノルウェーのメディアグループ、シブステッドと米イーベイが買収案への支持を表明。現在の保有株式の一部を保持する意向だという。買収に向けた協議は初期段階にあり、最終的な提案がなされるかどうかは確実ではないとしている。
プラックストーンとペルミラの担当者はいずれもコメントを控えた。
時価総額が97億ドル(約1兆4330億円)を超えるアデビンタの株価は、2021年のピークの半値以下となっている。
アデビンタは21年にイーベイのオンラインクラシファイド部門を株式と現金を合わせた計92億ドルで買収。ブラックストーンとペルミラが支援する企業連合を含む他の買い手候補に競り勝った。
最新の年次報告書によると、イーベイとシブステッドはアデビンタの議決権を昨年末時点でそれぞれ約30%保有している。一方、ペルミラの保有比率は約12%。
21日の取引でイーベイの株価は一時3.5%上昇した。
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