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概要:欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は25日、景気が厳しい中でもインフレ抑制に必要な限り、金利を高水準で維持するとあらためて強調した。
インフレ率を2%の中期目標に確実に戻す、総裁が欧州議会で表明
シュナーベル理事「ユーロ圏の経済活動は明らかに減速している」
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は25日、景気が厳しい中でもインフレ抑制に必要な限り、金利を高水準で維持するとあらためて強調した。
ラガルド総裁はブリュッセルの欧州議会で、「ECBの将来の決定では、必要な限り主要政策金利を十分に景気抑制的な水準に設定するようにする」と表明した。
金利据え置きの期間がどれほど長くなり得るか具体的には踏み込まず、「長いレースだ」と述べるにとどめた。
ブリュッセルの欧州議会で発言するラガルドECB総裁(25日)
10会合連続の利上げで政策金利を4%とした今月の政策声明の言い回しを踏襲し、「インフレ率を2%の中期目標へと確実に戻すと、われわれは引き続き決意している」とも語った。
大半のエコノミストや投資家は、4%がECBのピーク金利だと見なしている。スペイン中銀のデコス総裁は25日、現水準の金利を十分に長く維持すれば、インフレ率は目標の2%に戻るはずだと主張。フランス中銀のビルロワドガロー総裁は、ECBは景気を限界まで試すべきではないとし、これ以上の利上げは望まない考えを示唆した。
ECB、経済が崩壊するまで引き締め試みるべきではない-仏中銀総裁
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