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概要:ジェフリーズのアナリストは米スポーツ用品大手ナイキについて、中国事業に対する逆風に加え、米国で学生の支出が失速するリスクに直面しているとの見方を示した。
学生ローン残高抱える600人、9割近くが毎月の支払いに不安-調査
ナイキやアーバン・アウトフィッターズなどを「ホールド」に下げ
ジェフリーズのアナリストは米スポーツ用品大手ナイキについて、中国事業に対する逆風に加え、米国で学生の支出が失速するリスクに直面しているとの見方を示した。
ナイキ株が9日続落、上場以来の長期下落-中国懸念と在庫増響く
アナリストのランダル・コニック氏は、最近実施した調査で、学生ローンの残高を抱える600人のうち9割近くが毎月の支出を全て手当てできるか、やや不安を感じていると回答した点を指摘した。
同氏はリポートで「衣類、靴、アクセサリー、飲食、および高額商品で、消費が最も落ち込む可能性が高い」と分析。ナイキに加え、スポーツ用品小売りのフットロッカー、衣類小売りのアーバン・アウトフィッターズの投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げた。
10月からの学生ローン返済再開は米国で個人消費の大きな足かせになるとみられており、オックスフォード・エコノミクスは最大で月額90億ドル(約1兆3400億円)の下押し要因になるとリポートで分析している。ナイキ株は25日の取引でも売られており、このままいけば7営業日続落となる。
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