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概要:クレディ・スイスは7-9月(第3四半期)に最大22億ドル(約3270億円)の追加損失を計上する可能性がある。同業のUBSグループに買収された同行の1-6月(上期)の財務報告書が示した。
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2023年9月29日 16:19 JST
クレディ・スイスは7-9月(第3四半期)に最大22億ドル(約3270億円)の追加損失を計上する可能性がある。同業のUBSグループに買収された同行の1-6月(上期)の財務報告書が示した。
報告書によれば、クレディ・スイスを買収したUBSグループが一部のローンポートフォリオの売却を決定したために16億ドルの損失が発生する可能性が高い。再分類されたローンはUBSが処分のため「非中核部門」に移したクレディ・スイス資産の一部。
報告書によると、さらに6億ドルの損失が「特定の管理体制を廃止する」という決定から生じる可能性があるという。
投資家はUBSがかつてのライバルの統合を成功させることができると楽観している。UBS株は過去14年で最高の四半期ベース上昇に向かっている。
UBSは4-6月(第2四半期)に290億ドルの税引き前利益を計上したが、これは同行がクレディ・スイス買収で支払った38億ドルとクレディ・スイスのバランスシートの価値との差額による会計上の利益だ。
UBSは先月、クレディ・スイスの投資銀行事業の3分の2を閉鎖する方針を示唆した。トレーディング業務のほぼ全てを含めUBSの戦略に適合しない事業から撤退する。こうした「ノンコア」事業部門のリスク加重資産は6月末時点に約550億ドルだった。四半期中に約80億ドルのポジションを解消した。
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