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概要:7-9月(第3四半期)も終わりが近いが、米国の30年国債利回りは、四半期ベースで2009年以来の大幅上昇となりそうだ。過去数カ月の債券相場の大崩れが、金融市場の各所に波及しかねない不安が広がる。
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2023年9月29日 12:02 JST
6月末以降約84bp上昇し28日は一時4.81%前後と10年以来の高水準
市場・経済の中心的リスクは過去1年半の金利ショックに関係と指摘も
7-9月(第3四半期)も終わりが近いが、米国の30年国債利回りは、四半期ベースで2009年以来の大幅上昇となりそうだ。過去数カ月の債券相場の大崩れが、金融市場の各所に波及しかねない不安が広がる。
30年国債利回りは今年6月末以降、約84ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ、28日に一時4.81%前後と10年以降で最も高い水準に達した。 ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いるビル・アックマン氏はCNBCとのインタビューで、30年債利回りが5%の壁を突破してもショックはないだろうと発言した。
幾つかの要因が米国債相場の下落を加速させ、金利リスクが最も大きい超長期国債の投資家が最大の痛みを被っている。
政策金利をより高い水準でより長く維持する可能性を示唆する米連邦準備制度のメッセージが主な引き金だが、財政赤字を賄う米政府の借り入れ増や、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国を最上級の「AAA」から格下げしたことに加え、原油価格高騰も誘因として作用している。長期金利の上昇を容認する日本銀行の姿勢も一因だ。
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ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジャック・マッキンタイア氏によれば、市場で次に何が起きるか、投資家は今不安な気持ちで思いを巡らせ、債券へのアプローチに関し「恐怖のステージ」のような状況に置かれている。
JPモルガン・セキュリティーズのチーフ・グローバルマーケッツ・ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は、過去2年の消費者ローン金利の上昇率について、02-08年の期間の約5倍だと指摘。「市場と経済の中心的なリスクは、過去1年半の金利ショックに関係している。歴史は繰り返さないが、08年と韻を踏む」との見解を示した。
全てはマーケットウオッチャーが警戒を強める複合的な有害要因を意味し、ファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者で、資産家のレイモンド・ダリオ氏も28日に放送されたCNBCとのインタビューで、米国が「債務危機」に向かっているとの認識を明らかにした。
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