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概要:5日の米株式相場は小幅反落。9月雇用統計発表を翌日に控えて全般的に神経質な動きとなる中、先週の新規失業保険申請件数で労働市場の強さ継続が浮き彫りになったことで売りがやや優勢となった。
新規失業保険申請件数、労働市場の強さ継続が浮き彫りに
雇用統計が強い数字となれば長期金利が再び上昇する可能性
5日の米株式相場は小幅反落。9月雇用統計発表を翌日に控えて全般的に神経質な動きとなる中、先週の新規失業保険申請件数で労働市場の強さ継続が浮き彫りになったことで売りがやや優勢となった。
米新規失業保険申請、やや増加も過去最低近辺-労働市場の強さ継続
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4258.19 | -5.56 | -0.13% |
ダウ工業株30種平均 | 33119.57 | -9.98 | -0.03% |
ナスダック総合指数 | 13219.83 | -16.18 | -0.12% |
S&P500種株価指数はテクニカル上の節目として意識される200日移動平均をなお上回っているが、6日発表の9月米雇用統計が強い数字となれば、国債利回りが再び上昇して株価は下落する可能性がある。
ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は「明日の雇用統計は今年最も重要なものになるかもしれない」と指摘。同統計発表後に10年債利回りが5%付近に上昇すれば「S&P500種は簡単に200日移動平均を割り込み、そこから株安が加速する可能性がある」と述べた。
米政策金利が22年ぶりの高水準にある中、金融当局者らは「より高くより長く」のメッセージを強めており、11月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に向けてはデータが鍵を握るとの見解を繰り返し示している。
SF連銀総裁、米政策金利は据え置き可能-雇用と物価減速続けば
エバーバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「市場はようやく長期金利の上昇に真剣に向き合いつつあり、それが相場に反映されつつある」と指摘。「過去には、米金融当局が市場に合わせてきたように見えるが、今回は市場が金融当局に適応しなければならなかった」と述べた。
このところ混乱が続いた金融市場はやや落ち着きを取り戻しているものの、投資家心理は弱いままだ。投資家は、次回FOMC会合での政策決定を巡り9月雇用統計に注目している。スワップ市場では現在、11月の利上げ確率を4分の1と織り込んでいる。
ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、ケネス・ブルー氏は「10年債利回りが5%に上昇するか、もしくは4.5%に低下するかは6日発表の雇用統計と来週のインフレ統計の数字次第だろう」と指摘。雇用統計が予想を上回る内容となれば「ドル買い・債券売りの波」が再び押し寄せる可能性があると述べた。
ブルームバーグのエコノミスト調査では、9月の非農業部門雇用者数は17万人増と、前月から若干の伸び減速が予想されている。
国債
10年債利回りは低下。今週に入って一時4.88%と16年ぶり高水準に上昇していたが、この日は4.71%付近で推移した。一方で30年債利回りは上昇。4.9%を上回る場面もあった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.89% | 3.1 | 0.63% |
米10年債利回り | 4.71% | -2.1 | -0.44% |
米2年債利回り | 5.02% | -3.4 | -0.66% |
米東部時間 | 16時55分 |
リッチモンド連銀のバーキン総裁は、米国債利回りの急上昇は堅調な経済指標と大量の国債供給を反映したものだとし、利回りは過去に見られた一段と正常な水準に戻りつつあるとの認識を示した。
米国債利回り急上昇、強い指標と供給拡大を反映-バーキン総裁
為替
ドルは前日に続いて軟調。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は朝方はプラス圏で推移する場面もあったが、10年債利回りの低下と足並みをそろえる形で失速した。
エグザンテ・データのイェンス・ノルドビグ最高経営責任者(CEO)は「米金融当局が欧州中央銀行(ECB)やその他の中央銀行よりタカ派的である限り、ドル安には反転しにくい。世界の成長はかなり弱く、それもドル高を持続させる傾向にある」と指摘。その上で「ただ、現在のドルの水準は非常に高い。多くのクロス通貨で昨年のピーク水準に近付いている。それを上抜けることはあるだろうか」とブルームバーグTVのインタビューで述べた。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1272.99 | -2.37 | -0.19% |
ドル/円 | ¥148.47 | -¥0.65 | -0.44% |
ユーロ/ドル | $1.0549 | $0.0045 | 0.43% |
米東部時間 | 16時55分 |
円相場はニューヨーク時間の朝方に149円12銭を付けた後、148円台前半まで買い戻された。
原油
ニューヨーク原油先物相場は続落。世界経済の成長減速が消費減退につながるとの懸念から売りが膨らんだ。
第3四半期に力強く上昇した原油は、金利上昇が世界経済に与える影響が懸念される中、急速な下落局面にある。4日発表の米エネルギー省の統計で、ガソリン在庫が急増し、需要を示す指標が低下したため、下げはガソリンが主導した。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は1バレル=82ドル台で終え、7月以来初めて50日移動平均線を割り込んだ。
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダーのレベッカ・バビン氏は「原油相場が反転するときはいつも速い。特に下げに転じる場合はそうだ」と発言。「100ドルを目指して新たにロングポジションを積んだ多くの参加者は、信念のないモメンタム重視のトレーダーで、容易におじけづく」と述べた。
スポット価格はニューヨーク時間午後1時45分現在、前日比0.2%安の1オンス=1821.36ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は3ドル(0.2%)下げ、1831.80ドルで引けた。
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