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概要:英国の新興銀行メトロバンク・ホールディングスは8日、総額9億2500万ポンド(約1700億円)の資本パッケージを確保したと発表した。一部の債券保有者に40%のヘアカット(減免)を受け入れさせる内容で、コロンビア人投資家のハイメ・ヒリンスキ氏が同行の支配権を握ることになる。
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2023年10月9日 14:35 JST
筆頭株主スポルディーの持ち分、6倍近く拡大し約53%に
ティア2債の保有者に40%ヘアカットを受け入れさせる内容
英国の新興銀行メトロバンク・ホールディングスは8日、総額9億2500万ポンド(約1700億円)の資本パッケージを確保したと発表した。一部の債券保有者に40%のヘアカット(減免)を受け入れさせる内容で、コロンビア人投資家のハイメ・ヒリンスキ氏が同行の支配権を握ることになる。
メトロバンクの株価はこの1週間で乱高下していたが、今回の合意で一息つく余裕を得た。買い手探しを託されたコンサルティング会社EYが買収提案を募るため複数の銀行にアプローチしていた。
発表資料によると、資本パッケージは3億2500万ポンドの増資と6億ポンドの債務借り換えから成る。ブルームバーグの先の報道を確認した。新規資本は1億5000万ポンドの新株と1億7500万ポンドの新たなベイルイル債で構成される。
2010年に業務を開始したメトロバンクは、バークレイズやロイズ・バンキング・グループなど英大手に挑戦し得る新興銀行の一つとして台頭。他行がオンライン銀行業務を拡大する中で、ロンドンのチェルシー地区のキングスロード周辺など高級住宅街を含む地域で支店網を構築したことで注目された。
しかし同行は2019年、一部の住宅ローンに対し低すぎるリスクウエートを誤って適用していたと開示。それから数カ月間、株価下落が続いた。幹部流出に見舞われ、規制当局から制裁金を科された。
増資はヒリンスキ氏率いるスポルディー・インベストメンツが主導する。メトロバンクの筆頭株主であるスポルディーは今回、1億200万ポンドを提供。持ち株比率は9.2%から約53%に高まり、支配株主となる。
合意の一環として、2億5000万ポンド相当のティア2債が40%ヘアカットの対象となる。
英健全性規制機構(PRA)は同日、今回の資本増強の動きを歓迎すると表明した。
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