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概要:神田真人財務官は11日、スリランカ債権国会合は中国を「今でも招待している」と述べた。スリランカの対外債務再編を巡っては、中国輸出入銀行がスリランカ当局との二者間協議で9月に別途、暫定合意を結ぶ動きがあった。
神田真人財務官は11日、スリランカ債権国会合は中国を「今でも招待している」と述べた。スリランカの対外債務再編を巡っては、中国輸出入銀行がスリランカ当局との二者間協議で9月に別途、暫定合意を結ぶ動きがあった。
神田財務官は国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が開催されているモロッコのマラケシュで記者団に対し、同総会開催中にスリランカの債務再編で大筋合意に達するのは難しいとの認識を示した。債権国会合はこの問題で進展を示したが、技術的な論点が残っているという。
会合の共同議長は同日発表の声明文で、スリランカ当局が透明で公平な債務措置を実施する取り組みの重要性をあらためて認識するとした。
神田財務官はこのほか、IMFクオータ(出資割当額)に関して難しい交渉を続けているところだと発言。イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘を受けて世界経済を注視しているとしたほか、世界経済のリスクには必要であれば適切に対応すると語った。
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