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概要:米清涼飲料大手コカ・コーラは通期予想を引き上げた。値上げなどで消費者は圧迫されているものの、年初来の業績が好調に推移していることが理由。
米清涼飲料大手コカ・コーラは通期予想を引き上げた。値上げなどで消費者は圧迫されているものの、年初来の業績が好調に推移していることが理由。
値上げでも消費者の購入意欲は継続しており、同社は2023年通期について、本業ベースの売上高が10-11%増、調整後利益は7-8%増をそれぞれ予想。従来は本業ベースの売上高が8-9%増、調整後利益は5-6%増を見込んでいた。22年通期の調整後利益は1株当たり2.48ドルだった。23年通期に関するアナリストのコンセンサス予想では、調整後1株利益が2.64ドル、本業ベースの売上高は約9.9%増が見込まれている。
7-9月(第3四半期)決算では、製品の価格設定は全体として9%上昇。アナリスト予想は6.2%上昇だった。販売数量は2%増と、市場予想を上回った。北米では7-9月は価格が5%上昇し、販売数量は横ばいだった。
7-9月はまた、調整後利益が市場予想を上回った。炭酸飲料やスポーツドリンクなどが引き続き好調だった。
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