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ＧＥが業績見通し引き上げ、旅行需要の回復でジェットエンジン好調
概要：ジェットエンジンと発電設備の大手メーカー、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）は、今年の利益とフリーキャッシュフロー（純現金収支）の見通しを引き上げた。同社にとって重要性を増している航空宇宙事業において、飛行機での旅行需要持ち直しが成長をけん引しているという。
通期１株利益、会社予想はアナリスト平均上回る
カルプＣＥＯ、「商業用エンジンとサービスにおう盛な需要」
ジェットエンジンと発電設備の大手メーカー、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）は、今年の利益とフリーキャッシュフロー（純現金収支）の見通しを引き上げた。同社にとって重要性を増している航空宇宙事業において、飛行機での旅行需要持ち直しが成長をけん引しているという。
2023年通期の調整後１株当たり利益見通しは2.55－2.65ドルに上方修正された。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の2.36ドルを上回る。従来見通しは2.30ドル以下だった。増収率は10％台前半の見通し。フリーキャッシュフローは51億ドル（約7600億円）に達する見込み。いずれも従来予想から引き上げられた。
ラリー・カルプ最高経営責任者（ＣＥＯ）は24日、７－９月（第３四半期）決算についても詳細に記した声明を発表。航空部門は「商業用エンジンとサービスを中心としたおう盛な需要と着実な業務執行にけん引され、急速に成長した」と述べた。
ニューヨーク時間午前６時22分現在、ＧＥ株は取引開始前の時間外で6.9％上昇。年初から23日までの上昇率は63％と、Ｓ＆Ｐ500種株価指数を大きく上回っている。
カルプ氏がかつて打ち出した事業好転５カ年計画は2021年、事業分割５カ年計画に転じた。今回の業績見通しの引き上げは、その計画が勢いを増していることを浮き彫りにした。同氏は18年のＣＥＯ就任以来、巨大事業を売却し、債務を1000億ドル以上削減、生産設備での事業を大幅刷新し、問題を抱えた巨大コングロマリットをより小さく合理性の高い企業へと再構築してきた。
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