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概要:米企業が今後数四半期に2桁増益を計上するというウォール街の楽観的予想は、金融引き締めの影響が十分に表れていく中で下方修正される必要が生じるだろう。米銀JPモルガン・チェースのチーフ市場ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏がこう予想した。
2023年10月31日 8:53 JST
2桁増益予想はリスクから「切り離された」ものだ
需要や企業の価格決定力は低下へ、利下げなければリスク増大
米企業が今後数四半期に2桁増益を計上するというウォール街の楽観的予想は、金融引き締めの影響が十分に表れていく中で下方修正される必要が生じるだろう。米銀JPモルガン・チェースのチーフ市場ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏がこう予想した。
コラノビッチ氏は1株利益成長率12%というコンセンサス予想について、景気抑制的な金利環境やタイトな流動性、地政学的リスクの高まりの中で、個人消費需要や企業の価格決定力が弱まることによるリスクから「切り離された」ものだとの見方を示した。
30日付の顧客向けリポートで同氏は「景気抑制的な金融政策の効果がピークに達するのはまだ先であり、世界の中央銀行が先制的な利下げをしない限り、リスクはさらに高まると見ている」とコメントした。
業績予想の修正は既に少しずつ始まっている。ドイツ銀行は、今回の決算発表シーズが始まって以来、アナリストの第4四半期予想は「標準より大幅に」下方修正されていると指摘した。
コラノビッチ氏の見解は、ウォール街の弱気派であるモルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏と同様だ。ウィルソン氏は経済が好調であっても、第4四半期と2024年の利益予想は高過ぎるとの認識を示している。
小型株の継続的なパフォーマンス低下や投資家心理の弱まりを示す調査、金価格が債券利回りから切り離されていることは投資家の警戒感の高まりを映しており、株式市場を一段安のリスクにさらしているとコラノビッチ氏は論じた。
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