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概要:ドル高の勢いは失速しつつあるかもしれない。
ドル指数、今月初旬に年初来高値を付けて以降ほぼ横ばい推移
ポジション動向はドル一段高への相応な向かい風に-カトリル氏
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は今月初旬に年初来の高値を付けて以降、ほぼ横ばいで推移している。米国債利回りは先週、過去10年余りで最も高い水準に急上昇したが、ドルに上値を追わせるほどの勢いはもたらさなかった。
バークレイズの為替分析責任者、テミストクリス・フィオタキス氏は「現時点では、ドル高論は危険をはらんでいる」と述べた。
ウォール街はこれまでもドルの終焉(しゅうえん)を予想したが、ドル高に振れる展開になるだけだった。7月の下落時にはドル高の終了を示すとの見方が浮上したが、すぐに力強い上昇に転じた。もっと最近では、中東の地政学的な混乱による逃避需要で、散発的にドルが買われている。ドルは31日の取引でも上昇。日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の一段の柔軟化措置を決めたにもかかわらずだ。
しかし、最近のブルームバーグ「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査では、ドルに対する熱狂は9月にピークを付けた可能性が示唆されている。
ナショナルオーストラリア銀行の通貨ストラテジスト、ロドリゴ・カトリル氏は「通常のプラス材料があるにもかかわらず、ドルが上値を伸ばせられないでいるのは、7月半ばから10月初旬にかけての力強い上昇が一巡したことを示唆している」と指摘。「ドルのロングポジションは一段高への相応な向かい風になる」と述べた。
ドルに問題があるにせよ、一部の投資家にとってはなお唯一の選択肢となっている。シュローダー・インベストメント・マネジメントのヨハナ・カークランド最高投資責任者(CIO)は欧州や中国では経済成長が減速しているにもかかわらず米経済が引き続き堅調なことや、米国例外主義、高い債券利回りを魅力として挙げた。
その上で、「信頼できる代替投資先がない」と語った。
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