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概要:格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、フラッシュメモリー製品などを製造する米ウエスタンデジタル(WD)の無担保優先債の格付けを「Baa3」からジャンク(投機的格付け)級の「Ba2」に引き下げたと発表した。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」とした。
2023年11月2日 6:56 JST
フラッシュメモリー事業のスピンオフを目指す方針発表を受けた対応
事業収入の周期的急減などに伴う信用メトリクスのかなりの悪化反映
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、フラッシュメモリー製品などを製造する米ウエスタンデジタル(WD)の無担保優先債の格付けを「Baa3」からジャンク(投機的格付け)級の「Ba2」に引き下げたと発表した。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」とした。
今回の格下げは、キオクシアホールディングスとの統合交渉が頓挫したWDが、戦略的見直しを終え、フラッシュメモリー事業のスピンオフ(分離・独立)を目指す方針を発表したことに対応した。
ムーディーズは格下げについて、「(フラッシュメモリーとハードディスク)両事業のセグメント収入の周期的な急減と、予想より弱い今後12カ月の収益性回復に伴う信用メトリクスのかなりの悪化を反映している」と説明した。
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