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概要:米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、雇用の伸びが10月に減速したのは連邦準備制度理事会(FRB)にとって歓迎すべきニュースだが、わずか1カ月のデータに過剰反応して利上げをやめてしまうのは望ましくないと述べた。
2023年11月4日 4:47 JST
当局者らは引き続きデータを注視する必要-カシュカリ氏
カシュカリ氏、「一つの雇用統計に過剰反応したくはない」
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、雇用の伸びが10月に減速したのは連邦準備制度理事会(FRB)にとって歓迎すべきニュースだが、わずか1カ月のデータに過剰反応して利上げをやめてしまうのは望ましくないと述べた。
米雇用は予想以上に伸び鈍化、広範囲の業種で減速-失業率上昇 (3)
「統計は労働市場の減速を示唆している。われわれが待ち望んでいたことであり、助けられる」とカシュカリ氏。今回のデータは利上げを停止できるほどの減速を示したかとの質問に対し、「経済がバランスを取り戻しつつあることはさらなる安心感を与えてくれるが、一つの雇用統計に過剰反応したくはない」と答えた。
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カシュカリ氏はミネソタ・エコノミック・クラブで開かれたイベントで講演。追加利上げの必要性に関する最終判断はまだ早過ぎるとの見解を改めて示し、当局者らは今後明らかになるデータ、特にインフレのデータを引き続き注視する必要があると繰り返した。
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