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概要:米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は6日、物価上昇圧力が緩和しつつあることを示す前向きな兆候にもかかわらず、インフレ退治の取り組みで勝利宣言するには時期尚早だとの認識を示した。
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は6日、物価上昇圧力が緩和しつつあることを示す前向きな兆候にもかかわらず、インフレ退治の取り組みで勝利宣言するには時期尚早だとの認識を示した。
カシュカリ総裁はFOXニュースのインタビューで、「完全に仕事を完了し、問題を解決したと宣言する前に、もっとデータを入手し経済動向を見守ろうではないか」と話した。
総裁は過去3カ月のインフレ統計について、期待が持てるものだが十分ではないと指摘。「インフレを再び封じ込めることができたのか判断するために、さらなるデータが必要だ」と語った。
カシュカリ総裁は同日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とも別途インタビューに応じ、金融引き締めが不十分であるよりも、引き締め過ぎとなるリスクの方が望ましいとの考えを表明した。
総裁は金融当局の物価目標に関し、「引き締めが不十分であれば適当な期間に2%に回帰させることができない」とし、インフレ率が再び加速する可能性に懸念を示した。
カシュカリ総裁は3日、追加利上げが必要かどうか断定するには時期尚早だとの見解を重ねて表明していた。
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