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概要:米カーライル・グループの元パートナーがUBSを提訴した。プライベートエクイティー(PE、未公開株)の共同投資ポートフォリオが2020年3月当時の時価で清算されたことで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした多大な損失が確定されたと主張している。
2023年11月8日 17:34 JST
UBSが「商取引上の合理的な」清算せず契約に違反-訴状
UBSはCIM参加者への資金提供でカーライルと契約
米カーライル・グループの元パートナーがUBSを提訴した。プライベートエクイティー(PE、未公開株)の共同投資ポートフォリオが2020年3月当時の時価で清算されたことで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした多大な損失が確定されたと主張している。
カーライル傘下部門の共同責任者を務めていたロバート・マンシーニ氏が6日付でマンハッタンの連邦裁判所に提出した訴状によると、UBSが同氏のアカウントを「商取引上の合理的な」方法で清算しなかったことで契約に違反したと主張。結果的に100万ドル(約1億5000万円)の損失を被ったとしている。
UBSは今回の訴訟に関するコメントの要請に対してすぐに回答しなかった。
訴状によると、当時カーライルのパートナー兼マネジングディレクターだったマンシーニ氏は、「カーライル・コーインベストメント・エンティティーズ(共同投資事業体、CIM)」を通じて、同社のPE案件への参加が許されていた。カーライルは適格な参加者に対してCIMの追加投資に対する資金提供でUBSと契約をしていた。
マンシーニ氏は18年6月にカーライルを退社する際に、UBSからローン返済を求められた。UBSは19年2月時点で、20年3月まで返済猶予を与えることに同意したという。19年末時点で、マンシーニ氏のCIMポートフォリオは400万ドル以上の価値があり、UBSはCIMと現金を担保に200万ドルの与信を提供していた。
マンシーニ氏のポートフォリオは20年3月時点に価値が目減りしていたが、同氏はその頃にUBSが担保を清算しないと同行幹部に言われていたと主張。訴状によると、同年8月時点で、翌月10日に売却を実施するとの通知を受け取り、同氏はUBSに電話をかけ自身の債務買い取りと担保の償還を話し合ったが、すでに手続きが開始されたと伝えられたとしている。
20年11月にはUBSが同氏のアカウントを約290万ドルで清算し、そのうちの36万ドル近くを経費などとして請求するとの報告を受けたという。
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