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概要:米ニューヨーク州では11月に製造業の活動が力強さを増した。ただ将来に対する企業の見方は大きく悪化し、成長を持続できるか疑問が生じている。
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2023年11月15日 23:28 JST
出荷の伸び拡大が寄与、新規受注は2カ月連続で縮小
6カ月先の景況見通し指数は1年ぶりのマイナス圏
米ニューヨーク州では11月に製造業の活動が力強さを増した。ただ将来に対する企業の見方は大きく悪化し、成長を持続できるか疑問が生じている。
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景況指数は2年余り前から、月間での変動が大きくなっている。11月の大幅上昇は出荷の伸び拡大が寄与した。新規受注は一方、2カ月連続で縮小し需要の弱さをうかがわせた。
6カ月先の景況見通し指数は24ポイント下げてマイナスの0.9。縮小圏に落ちたのは1年ぶり。仕入価格と販売価格の6カ月先見通し指数はいずれも上昇。販売価格見通し指数は2月以来の高水準に達した。
ぜい弱な輸出市場や資本財需要のばらつき、借り入れコスト上昇といった向かい風にもかかわらず、米製造業はおおむね順調に推移してきた。しかし先行きに関するデータは、こうした悪環境を乗り切る能力に企業が不安を募らせていることを示唆している。
今回の統計はまた、ニューヨーク製造業で雇用者数と就労時間が削減されたことを示した。受注残の縮小がさらに進んでいる。
統計の詳細は表をご覧ください。
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