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中国デベロッパーの株と社債、値上がり－当局が融資適格リスト策定
概要：中国不動産開発会社の社債と株が値上がりしている。政府が強化している融資の対象となる開発会社50社のリストを策定していることが好感されたもよう。
2023年11月21日 11:56 JST
中国不動産開発会社の社債と株が値上がりしている。政府が強化している融資の対象となる開発会社50社のリストを策定していることが好感されたもよう。
ブルームバーグの中国デベロッパー株価指数は21日、一時7.6％高と、このままいけば９月以来の大きな上げとなる。香港市場では融創中国が27％高となる場面もあった。
中国当局は不動産危機に歯止めをかける新たな取り組みとして、さまざまな融資の対象となる開発会社50社のリストを策定。事情に詳しい関係者が明らかにした。
不動産危機の影響波及が懸念され、国有デベロッパーでさえ資金繰りの問題を免れないかもしれないとのリスクが浮上する中で、リストが作成されている。民間デベロッパーの資金調達条件があまり優遇されていないことに対し投資家が長年抱いていた懸念に対処する可能性もある。
融資適格のリスト入りしているのは、万科企業や新城発展、龍湖集団などだという。
中国、融資適格となる不動産開発会社50社のリスト作成－関係者
中国当局、不動産会社の「合理的」な融資要請に応じるよう銀行に指示
龍湖のドル建て債（表面利率3.85％、2032年償還）は20日、額面１ドルに対し4.2セント値上がりし42セント。万科の29年償還債（表面利率3.5％）は20日に5.9セント上昇した後、21日午前にはさらに0.4セント上げ58.8セントとなっている。
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