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概要:米医療保険会社のシグナ・グループは10日、100億ドル(約1兆4500億円)の追加自社株買い計画を発表した。また事情に詳しい匿名の関係者によると、同社はヒューマナとの合併交渉を打ち切る。
24年の年央までに少なくとも50億ドル相当の普通株を買い戻す見込み
シグナはヒューマナに関しては公にコメントせず
米医療保険会社のシグナ・グループは10日、100億ドル(約1兆4500億円)の追加自社株買い計画を発表した。また事情に詳しい匿名の関係者によると、同社はヒューマナとの合併交渉を打ち切る。
シグナは自社株買い計画を総額113億ドル規模に拡大する。シグナの合併取りやめについては米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)がこの日、先に報じていた。
シグナはヒューマナに関して公にコメントしなかったが、シグナのデービッド・コーダニ会長兼最高経営責任者(CEO)は発表資料で、同社は「自社戦略に沿った追加の買収および価値を高める売却を検討する」と述べた。ヒューマナにコメントを求めたがすぐには返答はなかった。
発表資料によると、シグナは2024年上期(1-6月)末までに少なくとも50億ドル相当の普通株を買い戻す見込み。自社株の一部は24年1-3月(第1四半期)に実施される前倒しプログラムを通じて行われる。
コーダニ会長は「シグナ株は著しく過小評価されており、当社が質の高いケアや一段と手頃な料金、健康転帰改善の支援に取り組む中で、自社株買いは価値を高める資本配分を意味するとわれわれは考えている」と述べた。
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