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概要:欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ギリシャ銀行(中銀)のストゥルナラス総裁はECBが新たな権限を行使し資産発行体による炭素排出量の削減を試みると表明するとともに、気候変動はインフレと成長に影響するとの認識を示した。
欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ギリシャ銀行(中銀)のストゥルナラス総裁はECBが新たな権限を行使し資産発行体による炭素排出量の削減を試みると表明するとともに、気候変動はインフレと成長に影響するとの認識を示した。
同総裁はギリシャ紙カティメリニに寄稿し、「銀行が金融政策行動の担保として差し入れることができる炭素排出量の多い事業体が発行する資産の割合に制限を設けることをECBは検討」していると明らかにした。金融政策運営における担保の新たな適格基準として、気候変動データの開示も導入する見込みだという。
詳細が先週示された欧州連合(EU)規制の包括改定によれば、ECBは金融機関が今後30年にわたりどのように炭素排出実質ゼロ経済への移行を計画しているかを監督することが義務付けられる。
「われわれには皆、気候変動との闘いで果たすべき役割がある」とストゥルナラス総裁は説明した。
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