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概要:米市場では2023年の新規株式公開(IPO)銘柄のパフォーマンスが振るわないという評価があるものの、損失を出していないという点を踏まえると、投資家は今年のIPOをより好意的な目で振り返るかもしれない。
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2023年12月12日 16:31 JST
今年IPOを実施した企業の株価は平均で上場来2.1%上昇
20年と21年に上場した企業はIPO価格を平均30%下回る水準で取引
米市場では2023年の新規株式公開(IPO)銘柄のパフォーマンスが振るわないという評価があるものの、損失を出していないという点を踏まえると、投資家は今年のIPOをより好意的な目で振り返るかもしれない。
ブルームバーグがまとめたデータによると、今年IPOで5億ドル(約730億円)を上回る額を調達した企業の株価は2.1%上昇と、小幅なリターンにとどまっている。一方、20年と21年に市場のピーク時に非常に高い評価額で上場した企業の株価はIPO価格を平均30%下回る水準で取引されている。今年の相場上昇でS&P500種株価指数は20%上昇しているものの、これらIPO銘柄の4分の3は公開価格を下回っている。
上場後の取引初日ないしは最初の1週間でもたらされた評価は定着する傾向がある。ただ、年末が近づき、今年最大の調達規模となった英半導体設計会社アーム・ホールディングスなどのIPOを回顧するのに当たり、投資家は序盤の取引に対する当初の判断を和らげつつある。アームの株価は上場月の9月に一時公開価格を下回ったものの、今月11日の終値時点では上場来で27%上昇している。
テクノロジー企業の上場計画について助言を行うブルーシャツ・グループの共同創業者、アレックス・ウェリンズ氏は「はっきり言えば、これらIPO銘柄の取引はひどいものではなく、単に年末の現象に見舞われているだけだ」と指摘した。
ドイツのフットウエアメーカー、ビルケンシュトック・ホールディングの株価は、11月末にIPO価格の46ドルを超え、その後も同価格を上回る水準で取引されている。マーケティング・データ自動化プロバイダーの米クラビヨは公開価格の30ドル前後で推移している。一方、食料品配達プラットフォームの米インスタカートは引き続き公開価格を19%近く下回る水準で取引されている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、米国の取引所に今年上場した企業は160社近くに上り、調達額は計254億ドル。調達額が1億ドル未満の企業が4分の3近くを占め、5億ドル超を調達した企業はわずか7社だった。
一方、21年は上場候補企業数が過去最多となり、業種や規模もはるかに多様化されたグループが見られた。1年間の上場企業数は約1100社に上り、IPO総額は3374億ドルに達した。ただ、この年は最善の年であると同時に最悪の年としても知られており、調達額が5億ドルを超えるIPO企業91社のうち、公開価格を上回った企業はわずか18社だった。
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