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概要:大手米銀のモルガン・スタンレーはレバレッジドファイナンス融資全体のリスクを削減するため、対欧州企業を中心に企業向け融資債権十数件売却している。
2023年12月13日 23:20 JST
大手米銀のモルガン・スタンレーはレバレッジドファイナンス融資全体のリスクを削減するため、対欧州企業を中心に企業向け融資債権十数件売却している。
同社はスウェーデンのクレジットサービス会社イントゥルムや、医療製品を開発するイタリアのケドリオンといった企業に提供したリボルビング・クレジット・ファシリティー(RCF)やタームローンの一部について、買い手候補からの関心を探っている。事情を知る複数の関係者が明らかにした。ブルームバーグはこれに関する社内文書を確認した。
文書によれば、モルガン・スタンレーはこれらのローン債権を額面から最大15%割り引いて買い手候補に提示している。同社のクレジット・コーポレート・トレーディング・デスクも、プライベートエクイティ会社が所有する欧州企業に提供したRCF9件を、クライアントの依頼で売却することを検討しているという。
銀行業界ではレバレッジド・ファイナンス・デスク全体のリスクを削減する方法の模索が続いている。RCFの手数料は極めて少額であることが多い。
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