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概要:米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は4日、米景気減速の回避に向け「適切に行動する」用意があると述べた。ただ今のところ、米経済は良好な状態にあるとの認識を示した。 ウィリアムズ総裁はインフレ連動債に関する会議での講演原稿で、政策担当者は金融政策決定にあたり柔軟に対応する必要があると指摘。「すべての情報を勘案し、柔軟に対応する必要がある」と述べた。 FRBは7月30━31日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデ
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は4日、米景気減速の回避に向け「適切に行動する」用意があると述べた。ただ今のところ、米経済は良好な状態にあるとの認識を示した。
ウィリアムズ総裁はインフレ連動債に関する会議での講演原稿で、政策担当者は金融政策決定にあたり柔軟に対応する必要があると指摘。「すべての情報を勘案し、柔軟に対応する必要がある」と述べた。
FRBは7月30━31日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00─2.25%に25ベーシスポイント(bp)引き下げることを決定。2008年以来初めての利下げを実施した。今月17─18日のFOMCでは追加利下げを決定するとの見方が大勢となっている。
ウィリアムズ総裁は、米労働市場はなお力強いようにみえるとしながらも、世界的な景気減速、米中通商問題、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱など、景気見通しに対する重しとなる恐れのある複数の要因を慎重に見守っていると表明。「こうした微妙な情勢を慎重に注視しており、成長の継続、力強い労働市場、およびインフレ率の2%への持続的な回帰を支援するために適切に行動できるよう、引き続き警戒を怠らない」と述べた。
その上で、FRBの政策と市場との対話で金融情勢は和らぎ、経済が軌道から外れることを防ぐ一助となるとの認識を示しながらも、米国のインフレ率が根強く低水準にあることに留意すると同時に、諸外国の経済が軟調となっていることが一種のディスインフレ圧力になるとして注目していると表明。「景気拡張を軌道上にとどめることを自身の最大の目標に据えている」と述べた。
FRBは7月の利下げを8対2で決定。ウィリアムズ総裁は利下げに賛成していた。ウィリアムズ総裁はこのFOMCに先立つ7月18日、「悲惨な事態になるのを待つより、予防的な措置を取る方が良い」と発言。この発言で利下げ観測が高まったことを受け、ニューヨーク連銀は、総裁の発言は次回FOMCでの政策行動について述べたのではなく、学術的な性質のものだったと説明するなど火消しに追われた。ウィリアムズ総裁による公の場での発言は7月以来となる。
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