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概要:欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州債を再び大きく値上がりさせるには、12日の政策発表で市場に「バズーカ砲」を放つ必要がある。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州債を再び大きく値上がりさせるには、12日の政策発表で市場に「バズーカ砲」を放つ必要がある。
ECB、QE再開への賛否がユーロ圏を2分-勢力分布を地図で検証
短期金融市場はエコノミスト予想の10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)よりも大きい15bpの中銀預金金利引き下げを織り込んでいる。緩和期待を背景にユーロは一時1.10ドルを割り込み、ドイツ国債の利回りもECBの預金金利(マイナス0.4%)を大きく下回っていた。
しかし、クレディ・アグリコルのG10通貨戦略責任者バレンティン・マリノフ氏は「既にハト派的な市場の期待を超えるのにECBは苦しむだろう」と話す。マイナス金利深掘りによる銀行の負担を和らげるための金利階層化や購入できる債券についての制限解除がなければ、ユーロは1.12ドルに上昇する可能性があると同氏は指摘。「こうした措置の発表がなければ、投資家はドラギ総裁にできることは終わったと結論付け、総裁が去った後ECBはそれ以上のことをする勇気がないと考えるかもしれない」と語った。
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バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのストラテジストらは、今週のECB会合は「ここ5年で最も予想がつかないものの1つだろう」として、QE再開がない場合に備えたオプションでのヘッジを勧めた。ゴールドマン・サックスはECBの決定を前に、円に対するユーロの売り持ちを勧めるのをやめた。モルガン・スタンレーは資産購入規模の予想を引き下げた。
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こうした慎重な見方を反映し、欧州債はこのところ値下がり傾向にある。ドイツ30年債の入札の不調に続き、長期債が特に売られる傾向となっているのは、ECBの債券購入で最も恩恵を受けるのが長期債だからだ。現段階での債券購入再開を予想しないアリアンツ・グローバル・インベスターズは先週、ドイツ国債の一段の売りの可能性を警告した。
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