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概要:国際通貨基金(IMF)は、今年の世界的なリセッション(景気後退)を見込む。10年以上前の金融危機と少なくとも同じくらいの落ち込みを予想するが、来年は回復するとみる。
国際通貨基金(IMF)は、今年の世界的なリセッション(景気後退)を見込む。10年以上前の金融危機と少なくとも同じくらいの落ち込みを予想するが、来年は回復するとみる。
23日に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁による緊急の電話会議後に発表した声明でゲオルギエワIMF専務理事は、これまで80カ国近くがIMFに緊急融資を要請してきたと説明。すでに多くの国が打ち出した緊急財政措置をIMFとして強く支持し、主要中央銀行の金融緩和策を歓迎する意向を示した。
専務理事は声明で、「これらの大胆な取り組みはそれぞれの国の利益にかなうばかりでなく、世界経済全体に寄与する」と評価し、「特に財政を活用した、さらなる措置が必要になるだろう」と続けた。
IMFは協調した強力な対応を提供するため、他の国際金融機関と緊密に連携しているとし、1兆ドル(約110兆円)に上る融資能力の全てを活用する用意があるとあらためて表明した。
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