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概要:先日の続き、プロトレーダーにより、経験シェア!コツコツドカンはなぜ起こるのか。損小利大の投資スタイルを築いて、大負けしマーケットから退場するのはもうやめにしませんか?
前編には平均利益と平均損失の計算方法を求める方法をご紹介しました。
そこからもう一歩踏み込んでリスク管理の方法をさぐっていきましょう。
平均利益÷平均損失
つまり平均利益と平均損失の比率をリスクリワード比率(通常RRと書くことが多いです)と呼びます。
それでは早速前編ご紹介したの例で計算してみましょう。
RR=平均利益÷平均損失=23÷40=0.575 となります。
前回までで気づかれたと思いますが、勝率だけよくても利益は出せません。
また、RR比率が低くても利益が出せません。
よってどちらを改善していくべきなのか、またはいずれかを改善していくべきなのかを検討する必要があります。
仮に勝率が60%で、トータルの利益がプラス(つまり合計利益額が合計損失額が上回る)になるのはどのような状態かを考えてみましょう。
式が複雑になるのでここでは割愛しますがRR=0.67となる時です。
つまり今より、一回あたりの利益を増やす必要があることが分かります。
勝率とRR比率の関係について述べてなかったので、その辺りを掘り下げていきます。
上で
「仮に勝率が60%で、トータルの利益がプラス(つまり合計利益額が合計損失額が上回る)になるのはどのような状態かを考えてみましょう。式が複雑になるのでここでは割愛しますがRR=0.67となる時です。 」
と記載しました。
これがどのような考えのもとで計算されているのか?
ということです。
まず期待値という考え方を導入しましょう。
簡単にいうと①「得られる値」を②「確率」によって重み付けした数値ということになります。(以下では①は「得られる値」、②は「確率」を表しています。)
簡単な例を出します。
サイコロで1から4の目が出たらそれぞれ20円、5からの6の目が出た場合にはマイナス30円とします。
この時1から4の目がでる確率は4÷6です。そして得られる値はいずれも20円。
一方で5から6の目がでる確率は2÷6です。そして得られる値はいずれもマイナス30円。
この時の期待値=①20 × ②(4÷6) + ①(-30) × ②(2÷6) =3.3となります。
ではトレードで期待値を導入してみましょう。
すると
得られる値は平均利益、平均損失、確率はそれぞれ勝率、負け率(=1-勝率)となります。
そして
期待値=①平均利益× ②勝率 + ( -①平均損失)×負け率
となります。
(注意)
平均損失の値はプラスで計算しますが(上記の例なら40)、得られる値としてはマイナスですよね。
よって平均損失の前にマイナスをつけます。
これがプラスになることではじめてトレード全体の損益がプラスになります。
よって
①平均利益× ②勝率 + (-①平均損失)×負け率>0 の場合の条件を考えます。
式を変形しましょう。
以下では①②は外しますね。
(-平均損失)×負け率を右辺へ移項します
平均利益× 勝率>平均損失×負け率
両辺を平均損失で割ります
平均利益÷平均損失× 勝率>負け率
両辺を勝率で割ります
平均利益÷平均損失>負け率÷勝率
ここまできたら見えてきましたね。
そう。
平均利益÷平均損失とはRR比率のことです。
一方、負け率は(1-勝率)ですので
最終的には以下の関係式が得られます。
RR比率>(1-勝率)÷ 勝率
これが
トレード全体損益をプラスにするため
つまり
勝つため
のRR比率と勝率の関係です。
リスク管理をする上ではとても大事なので覚えておきましょう^_^
ちなみにこの不等式に
勝率60%を代入してみましょう。
RR比率>(1-60%) ÷60%
%は比率ですので100%=1 60%=0.6となります。これを踏まえて計算すると
RR比率>0.4÷0.6
RR比率>0.666666....
となります。
0.666666....より大きい値が条件式ですので
0.67
となります。
これで求まりましたね。
このようにして
などを定期的に考えることで適切なリスク管理ができるようになります。
なお、参考までに勝率とRRの関係を挙げておきましょう。
まとめると
利益を安定して継続的に産み出していくためには、
1.まず自分のトレードの確率とRRを知る
2.どこを改善していけば良いかを考える(それは勝率かもしれませんし、RRかもしれません。あなたのケース次第で変わってきます)
3.その為にはどのような行動をしていけば良いかを考える。
(勝率が高くて、利益が少ない①のコツコツドカン型の方は、
必然的にRRを意識して、損失を減らして利益を伸ばす戦略を取ることになります)
その為の戦略として、「損小利大」を常に頭に置いておくことです。
損切り(ロスカット)は早めに、
利益はできるだけ伸ばすということです。
その為の具体的戦略として
トレンドに一旦のったら、早めに利確をしない為のトレーリングストップや、
ロスカットラインを買い(売り)注文したときから、売り(買い)での逆指値注文を置いておくことが考えられます。
と同時にメンタル面も鍛える必要があります。
ロスカットラインに逆指値を置いていても、
いざその金額に近づくと金額変更してしまうと意味がないですよね。
そして(未実現の)損失状態となったらそれが利益に反転するのを待つようになります。
その結果、ズルズルと損失が拡がってしまいます。
ここに勝率が高くても、利益が伸ばせない原因が眠っています。
本日は以上です。
お読み頂きありがとうございました! それでは!
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