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概要:仏自動車大手ルノーは22日、世界的な半導体不足により2021年は従来予想よりもかなり大幅な生産削減を強いられるとの見通しを示した。ただ、自動車価格の上昇とコスト圧縮を理由に利益予想は据え置いた。
仏自動車大手ルノーは22日、世界的な半導体不足により2021年は従来予想よりもかなり大幅な生産削減を強いられるとの見通しを示した。写真は、同社のロゴ。
[ロンドン 22日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーは22日、世界的な半導体不足により2021年は従来予想よりもかなり大幅な生産削減を強いられるとの見通しを示した。ただ、自動車価格の上昇とコスト圧縮を理由に利益予想は据え置いた。
通年の減産規模は50万台近くと、9月初旬に予想した22万台の2倍以上になる見込みとした。
ロイターは今週、関係筋の話として、ルノーが従来予想より大幅な減産を見込んでいると報じていた。
同社は、9月末時点の受注残が販売台数の2.8カ月分相当と、15年ぶりの高水準を付けたと明らかにした。
一方、第3・四半期の販売台数のうち、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)が31%強を占めたという。
21年通年で欧州の二酸化炭素(CO2)排出基準を満たすとの見通しも示した。
第3・四半期は世界の販売台数が22.3%減少したが、自動車価格の上昇により売上高は13.4%の減少にとどまり、89億8000万ユーロ(104億ドル)になった。
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