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概要:(決算速報) イトーキ<7972>(東1)は11月8日の取引時間終了後に21年12月期第3四半期累計連結業績を発表した。オフィスビル供給量減少などで減収だったが、利益率改善や販管費圧縮などで大幅増益だ
(決算速報)
イトーキ<7972>(東1)は11月8日の取引時間終了後に21年12月期第3四半期累計連結業績を発表した。オフィスビル供給量減少などで減収だったが、利益率改善や販管費圧縮などで大幅増益だった。通期の営業・経常利益横ばい予想を据え置いた。オフィス新築・改装・移転シーズンで上期偏重の季節要因特性があるが、通期ベースでも収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍くモミ合い展開だが、第3四半期累計の大幅増益を評価して上放れを期待したい。
■21年12月期3Q累計は大幅増益、通期営業・経常横ばい予想据え置き
21年12月期第3四半期累計連結業績は売上高が前年同期比2.6%減の839億68百万円、営業利益が2.3倍の16億87百万円、経常利益が2.2倍の16億51百万円、親会社株主帰属四半期純利益が8億50百万円の黒字(前年同期は2億88百万円の赤字)だった。
オフィスビル供給量減少などで減収だったが、利益率改善や販管費圧縮などで大幅増益だった。なお特別利益に固定資産売却益11億83百万円、特別損失に固定資産の一部および連結子会社に係る減損損失8億64百万円を計上した。
ワークプレイス事業は、売上高が3.8%減の601億32百万円で、営業利益が2.1倍の14億68百万円だった。首都圏におけるオフィスビル供給量減少などで減収だったが、ポストコロナを見据えたワークプレイス構築への投資が増加傾向となり、新しい働き方やワークプレイスの提案、在宅勤務用家具などコンシューマー向け製品の販売促進に注力した。この結果、価値向上に重点を置いた営業活動展開による利益率の改善や、販管費の圧縮などで大幅増益だった。
設備機器・パブリック事業は、売上高が0.2%増の225億55百万円で、営業利益が3.1%減の5億34百万円だった。物流設備関連や原子力特殊扉が好調に推移し、研究施設機器やプラント機器の子会社ダルトンも大型案件を受注したが、前期好調だった博物館・美術館、公共交通機関などで使用するデジタルサイネージ関連の設備投資が一巡し、全体として小幅減収減益だった。
IT・シェアリング事業は売上高が9.3%増の12億80百万円で、営業利益が3億15百万円の赤字(前年同期は5億23百万円の赤字)だった。コロナ禍の影響が和らぎ、オフィス空間シェア事業や会員向けソリューション事業の需要が回復基調となった。増収効果で赤字縮小した。
なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高321億21百万円で営業利益16億67百万円、第2四半期は売上高294億51百万円で営業利益12億69百万円、第3四半期は売上高223億96百万円で営業利益12億49百万円の赤字だった。収益はオフィス移転シーズンにあたる上半期偏重の特性がある。
通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年12月期比1.9%減の1140億円、営業利益が0.1%増の18億円、経常利益が1.0%増の19億円、親会社株主帰属当期純利益が特別利益計上・特別損失一巡で7億円の黒字(20年12月期は2億35百万円の赤字)としている。
コロナ禍で厳しい事業環境が続くことを想定して減収、利益率改善で減収影響を挽回して営業・経常利益が横ばい予想としている。第3四半期累計は大幅増益と順調だった。オフィス新築・改装・移転シーズンで上期偏重の季節要因特性があるが、通期ベースでも収益拡大を期待したい。
■株価は上放れ期待
株価は反発力が鈍くモミ合い展開だが、第3四半期累計の大幅増益を評価して上放れを期待したい。11月8日の終値は385円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS15円50銭で算出)は約25倍、時価総額は約176億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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