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概要:みずほフィナンシャルグループは26日、相次いだシステム障害の責任を取り、坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取が2022年4月1日付で辞任すると発表した。佐藤康博会長も4月に会長職を退き、6月下旬に取締役を退任する。
11月26日、みずほフィナンシャルグループは、相次いだシステム障害の責任を取り、坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取が2022年4月1日付で辞任すると発表した。写真はみずほFGのロゴ。2018年撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai )
[東京 26日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループは26日、相次いだシステム障害の責任を取り、坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取が2022年4月1日付で辞任すると発表した。佐藤康博会長も4月に会長職を退き、6月下旬に取締役を退任する。
坂井社長の後任は未定。「取締役会で決定後速やかに開示する」としている。みずほ銀行の新頭取には加藤勝彦副頭取が就任する。
みずほはきょう午後9時から会見を開き、再発防止策などについて説明する。
みずほ銀では、今年に入り計8度のシステム障害が起きた。金融庁は9月、検査中としては異例の業務改善命令を出し、システム更新・更改計画の再検証を行い、その結果とともに、計画を実行する場合の新たな管理態勢の確保などについて提出するよう求めた。
8度目となった外国為替取引に関する障害では、障害発生後に外為法で求められている事前チェックを一部省略していたことも判明し、財務省から是正措置を命じられた。金融庁からも、今年2回目の業務改善命令が出された。
みずほは同時に、システム部門トップの石井哲最高情報責任者(CIO)とコンプライアンス(法令順守)トップの高田政臣執行役の辞任を発表した。そのほか、IT・システムグループ共同グループ長らの報酬の減額も行うとした。
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