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概要:13日の日本株市場は、底堅い相場展開になりそうだ。 10日の米国市場ではNYダウが216ドル高だった。 注目された11月消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの伸びを記録したことを受けて、いったん売られ
13日の日本株市場は、底堅い相場展開になりそうだ。
10日の米国市場ではNYダウが216ドル高だった。
注目された11月消費者物価指数(CPI)は39年ぶりの伸びを記録したことを受けて、いったん売られる局面も見られた。
ただし、概ね予想の範囲内との見方から買い優勢の展開となったほか、疾病管理予防センター(CDC)が初期の調査で、オミクロン株によるワクチン接種完了者に対する影響は緩やかとの結果を発表したことも安心感に繋がった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の28560円。
円相場は1ドル113円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。
今週は連邦準備制度理事会(FRB)が14日、15日に本年最後となる連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する予定であり、すでにパウエル議長が言及しているとおり、インフレが「一過性」との文言が削除される公算。
高インフレが2022年まで続く可能性があるとの判断に基づき、この会合で資産購入規模縮小の加速を協議する計画だ。
そのためFOMC通過までは方向感を掴みづらくさせる可能性がある。
もっとも、11月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて相当織り込まれたと考えられ、FOMC通過後のアク抜けを想定した押し目買い意欲は高まりそうである。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から28500円水準が支持線として意識されやすいほか、12月のSQ値である28523.30円も心理的なサポートとなることも考えられる。
商いは膨らみづらい需給状況ではあるものの、短期的に売り仕掛けてくる局面においては押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色の流れとしてはアップルが上場来高値を更新するなど大型テック株の一角が買われていることや米長期金利の低下を背景に、ハイテク株には買いが入りやすく、日経平均を下支えする可能性はある。
また、個人主体の売買は活発化しやすく、IPOラッシュを迎えるなかでIPOの好調が続くようだと、センチメント改善に繋がる。
利食い資金などが還流することから、足元で大きく売られていた銘柄などへは値ごろ感からの物色も意識されてくる可能性はありそうだ。
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