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欧州委、ガス共同購入を提案へ エネルギー高に対応＝文書
概要：欧州委員会は、エネルギー価格の高騰に対応するため、欧州連合（ＥＵ）加盟国が自主的にガスを共同購入して戦略的に備蓄する制度を提案する。今週１６日に開催されるＥＵ首脳会議を前に各国に配布された文書で明らかになった。
欧州委員会は、エネルギー価格の高騰に対応するため、ＥＵ加盟国が自主的にガスを共同購入して戦略的に備蓄する制度を提案する。写真は２０１４年８月、ラトビアのインチュカルンスにあるガス貯蔵施設で撮影（２０２１年 ロイター／Ints Kalnins）
［ブリュッセル １３日 ロイター］ - 欧州委員会は、エネルギー価格の高騰に対応するため、欧州連合（ＥＵ）加盟国が自主的にガスを共同購入して戦略的に備蓄する制度を提案する。今週１６日に開催されるＥＵ首脳会議を前に各国に配布された文書で明らかになった。
エネルギー価格の高騰に対し、各国政府は補助金や減税措置を講じて世帯への負担を和らげようとしている。その中で、一部の国からはＥＵによるガスの共同購入制度の導入を求める声が上がっており、欧州委が１５日に公表予定のＥＵのガス市場規制に関する提案は、そうした制度を構築するものとなっている。
欧州委は「提案には、規制対象機関が自主的にガス戦略備蓄の共同調達を可能にする枠組みが含まれる」としている。ロイターが文書を確認した。
文書によると、提案されている制度はＥＵ全体の緊急事態に備えた協調的措置に貢献するという。
欧州委員会はこの文書についてコメントしていない。
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