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概要:[16日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落し、11日以来の安値を付けた。1月25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、政策当局者が特定の利上げペー
[16日 ロイター] -
<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落し、11日以来の安値を付けた。1月25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、政策当局者が特定の利上げペースに固執していないことが示された。
米連邦準備理事会(FRB)が16日に公表したFOMC議事要旨で、物価上昇が根付き、雇用が力強い中、金融政策を引き締める時期が来たとの考えが示されていたことが分かった。同時に、決定は毎回の会合で実施するデータ分析に左右されるとの考えが示された。
マネックスUSAのディーリング部門バイスプレジデント、ジョン・ドイル氏は「FOMCメンバーは一部で予想されていたほど積極的ではなく、それが小幅なドル売りにつながった」と指摘。「ただ、前回のFOMCは予想を大幅に上回った直近の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される前に実施されたため、いずれにせよ議事要旨はうのみにはできない」と述べた。
ドル指数は0.3%安。ユーロ/ドルは0.2%高の1.1383ドル。ドルは対スイスフランで0.4%安、対円で0.2%安となった。
ウクライナ情勢では、ロシアが引き続きウクライナ近郊に軍備を増強していると米国と北大西洋条約機構(NATO)が発表した。
<債券> 米金融・債券市場では、午後に公表された1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け2年債利回りが低下し、利回り曲線がスティープ化した。
連邦準備理事会(FRB)が公表した1月25─26日のFOMC議事要旨で、物価上昇が根付き、雇用が力強い中、金融政策を引き締める時期が来たとの考えが示されていたことが判明。同時に、決定は毎回の会合で実施するデータ分析に左右されるとの考えが示されていたことも分かった。
BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略部門責任者、イアン・リンゲン氏は「先ず50ベーシスポイント(bp)の利上げを行い、その後は中立金利まで急速に引き上げていくような利上げは行われず、むしろ歩くようなゆっくりとしたペースで実施されるとの見方が市場で織り込まれている。これまで市場で出ていた一部の予想とは異なり、今回の利上げサイクルは慎重で予測可能なものになる」と指摘。「2年債利回りが低下したことで、利回り曲線がスティープ化した」と述べた。
金利見通しを反映しやすい2年債利回りは一時1.496%まで低下。終盤の取引では3.4bp低下の1.535%。
FRB以外の動きでは、市場はウクライナ情勢になお注目。ロシアは15日、ウクライナとの国境付近での軍事演習を終えた軍の一部部隊が基地に帰還しつつあると発表したが、北大西洋条約機構(NATO)と米国はこれに懐疑的な見方を表明。米国のブリンケン国務長官はこの日、米国はこれまでのところロシア軍の撤収を確認できていないと述べた。
<株式> 米国株式市場は一時の安値から切り返し、S&P総合500種がプラス圏で取引を終えた。午後に公表された1月25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のため利上げを開始する意向だが、決定は毎回の会合ごとに行う方針であることが示された。
議事要旨では、物価上昇が根付き、雇用が力強い中、金融政策を引き締める時期が来たとの考えが示されていたことが分かった。同時に、決定は毎回の会合で実施するデータ分析に左右されるとの見方が示された。
DRWトレーディングのストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「FRBが予想ほどタカ派的でなかったのが差し当たって株価を支えたようだ」とし、「市場は(セントルイス地区連銀の)ブラード総裁の積極的な政策姿勢が(FRB内で)広がっていると懸念していたが、そうではないようだ」と述べた。
主要株価3指数はほぼ終日、マイナス圏で推移した。地政学的な不透明感が続いているほか、この日発表された一連の経済指標が米景気の加速を示し、利上げの根拠を強める内容となった。
ただ、FOMC議事要旨が公表されると株価指数はもみ合いとなり、下げ幅を縮小。ナスダック総合とダウ工業株30種は小幅安で引けた。
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ウクライナ情勢への警戒感が再燃し、反発した。バイデン米大統領は15日、ホワイトハウスでの会見で、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「依然あり得る」と発言。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長もこの日、軍部隊の一部撤収を開始したとするロシアの発表について、「今のところ現場に緊張緩和は見られない。逆にロシアは軍の増強を続けているようだ」との見方を示した。これを受けて、ウクライナ情勢への警戒感が再燃。安全資産とされる金に買いが集まった。
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景とした買いが再燃し、反発した。
ウクライナ国境付近に集結しているロシア軍部隊の一部が撤収を開始したとの報を受け、前日はエネルギーの供給不安が後退。利益確定の売りが活発化し、一時5%超急落した。しかし、欧米諸国はロシアの動きに懐疑的な姿勢を崩していない。バイデン米大統領は同日午後にホワイトハウスで演説し、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「依然あり得る」と発言。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も16日、「今のところ現場に緊張緩和は見られない。逆にロシアは軍の増強を続けているようだ」との見方を示した。
こうした中、相場は未明ごろからじりじりと上昇。米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報では、米原油在庫が110万バレル増と市場予想に反して3週ぶりに積み増しに転じたものの、相場は堅調を維持し、一時95ドルの節目を回復した。ガソリン在庫が130万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫が160万バレル減と、そろって取り崩しを示したことなどが相場を支えた形。ただ、その後は騰勢が鈍り、終盤にかけて上げ幅を縮小した。
ドル/円 NY終値 115.46/115.47
始値 115.66
高値 115.78
安値 115.36
ユーロ/ドル NY終値 1.1373/1.1375
始値 1.1383
高値 1.1395
安値 1.1354
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*00.50 2.3425%
前営業日終値 97*20.00 2.3610%
17時05分 98*16.50 2.0399%
10年債(指標銘柄)
前営業日終値 98*15.00 2.0450%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*00.50 1.9219%
前営業日終値 97*30.50 1.9350%
2年債(指標銘柄) 17時05分 98*24.00 1.5270%
前営業日終値 98*21.38 1.5690%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 34934.27 -54.57 -0.16
前営業日終値 34988.84
ナスダック総合 14124.10 -15.66 -0.11
前営業日終値 14139.76
S&P総合500種 4475.01 +3.94 +0.09
前営業日終値 4471.07
COMEX金 4月限 1871.5 +15.3
前営業日終値 1856.2
COMEX銀 3月限 2360.5 +26.3
前営業日終値 2334.2
北海ブレント 4月限 94.81 +1.53
前営業日終値 93.28
米WTI先物 3月限 93.66 +1.59
前営業日終値 92.07
CRB商品指数 265.2612 +3.1916
前営業日終値 262.0696
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