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米財務長官、Ｇ２０に感染症対策基金への支持訴え
概要：［ワシントン １７日 ロイター］ - イエレン米財務長官は１７日、２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議のための準備原稿で、感染症のパンデミック（世界的流行）予防と対策のための基金設立への支
［ワシントン １７日 ロイター］ - イエレン米財務長官は１７日、２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議のための準備原稿で、感染症のパンデミック（世界的流行）予防と対策のための基金設立への支持を呼び掛けた。
世界の医療制度における格差を解消できなければ「壊滅的」なコストになりかねないと警告した。
将来のパンデミックに対する脆弱性を補強するために７５０億ドル規模の投資が必要で、世界銀行の新たな金融仲介基金が投資を促進すると説明した。
「新型コロナウイルスのパンデミックによる人的・経済的被害は記憶に新しいが、世界の保健医療体制の不備に対処するための政治的な機会がわれわれにはある」とし「行動しなかった場合のコストは壊滅的なものになりかねない」と訴えた。
Ｇ２０はインドネシアで開催され、イエレン氏はオンラインで参加。新基金について、世界保健機関（ＷＨＯ）強化のための資金を流用したり、新たな多国間組織を創設したりすることはないと述べ、一部参加国の懸念の払拭に努めた。
「この基金をできるだけ早く設立できるよう、今すぐにでも作業を開始すべきだ」と強調した。
イエレン氏はまた国際通貨基金（ＩＭＦ）、世銀、ＷＨＯ、世界貿易機関（ＷＴＯ）からなるタスクフォースに対し、世界中の人々が新型コロナワクチンを入手できるようにするための明確で実効可能な措置を示すよう求めた。
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