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概要:米国の連休明けとなった昨日の株式市場は、欧州・米国ともに下落しました。昨日、3週間ぶりに米2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」が発生し、景気後退懸念色が強まりました。
米国の連休明けとなった昨日の株式市場は、欧州・米国ともに下落しました。昨日、3週間ぶりに米2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」が発生し、景気後退懸念色が強まりました。
また、ノルウェーの石油・ガス業界の労働者が5日にストライキに入り、欧州のエネルギー問題がさらに深刻化するとの懸念から、ユーロが最弱通貨となりました。ユーロ米ドルは、1.0448から1.0235まで210pipsほど下落。今年安値を更新しました。同じく欧州通貨のポンドも対米ドルで値を下げる展開となり、ポンド米ドルは1.2124から1.1898まで下落。こちらも今年安値を更新しました。
ロシアによるウクライナ侵攻が激化しており、ウクライナ東部の掌握状態が深刻化する中、今回の北欧でのエネルギー供給問題が勃発。原油WTIは、節目の100.7ドルまで9%近くの暴落となりました。ノルウェーはロシアに次ぐ天然ガス供給量となっており、ドイツがすでに「天然ガス危機」を宣言しています。
欧州のエネルギー問題と米国の金利低下による景気後退懸念の中、米ドル買いの動きが顕著となっていますが、本日公表される米・FOMC議事録(6月14・15日分)の内容により、更なる米ドル買いが見られるのか、急激な値動きに注意しましょう。
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