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概要:14日に発表されたドイツの6月卸売物価指数(WPI)は、前月比で前回値の1.0%から大幅に悪化し0.1%となりました。
14日に発表されたドイツの6月卸売物価指数(WPI)は、前月比で前回値の1.0%から大幅に悪化し0.1%となりました。前年比でも前回値の22.9%から減少し21.2%で着地しました。ドイツは昨日発表された5月経常収支も74億ユーロから25億ユーロに大幅減少しており、株価指数DAXも他の主要国が1%未満の下落の中、1%以上の大幅下落となっています。
本日のアジア時間序盤で低迷していたユーロは、指標発表以降上向き始めました。特に対円での上昇が著しく、ユーロ円は138.002から138.924まで上昇しています。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足でトリプルボトムの様相を呈しており、直近高値の139.170円ラインを実体足で超えられるかが焦点となります。
一方、対米ドルでは弱含んでおり、ユーロ米ドルは昨日1ユーロ=1米ドルのパリティ割れが見られました。パリティ割れ後に反発したものの、昨日高値の1.0119から1.0009まで再び下落を試す値動きとなっています。
来週21日(木)のECB理事会でどのようなスタンスが発表されるのか、米ドルの強弱と比較しつつ、来週に向けてのユーロの動向に注目しましょう。
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