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概要:米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は15日、米国はサウジアラビアが直ちに増産するとは予想していないとし、来月3日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)プラスの次回会合の結果を注視していると述べた。
米政府当局者は15日、ロイターに対し、米国はサウジアラビアが直ちに増産するとは予想していないと発言、来月3日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)プラスの次回会合の結果を注視していると述べた。バイデン大統領訪問を控えたジッダで14日撮影。(2022年 ロイター/Mohammed Salem)
[ジッダ(サウジアラビア) 15日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は15日、米国はサウジアラビアが直ちに増産するとは予想していないとし、来月3日に開かれる石油輸出国機構(OPEC)プラスの次回会合の結果を注視していると述べた。
サリバン補佐官は「世界経済の健全性の保全に十分なエネルギーを確保するための追加的な措置は、OPECプラスを通して実施されると考えているため、何らかの発表があるとは予想していない」と述べた。
バイデン米大統領は15日にサウジを訪問する。米国はインフレ抑制のためサウジなどの増産を望んでいるが、バイデン大統領は先に、サウジに対し直接増産を要請することはないとし「湾岸諸国が全体として増産する必要があると主張する」と発言した。
サウジは一方的に行動することはないと繰り返し主張している。
戦略国際問題研究所のシニアフェロー、ベン・カーヒル氏は最近のリポートで「サウジアラビアは一方的な動きではなく、OPECプラスを通じて市場を管理することを望んでいる」と指摘。「サウジのアブドルアジズ・エネルギー相はロシアの中心的な役割も含め、OPECプラスの結束の重要性を一貫して強調している」と述べた。
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