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概要:東京株式市場で日経平均は、7日続伸した。前日比111円66銭高の2万7914円66銭で大引けた。朝方は高値警戒感から小反落したものの、来週からの決算発表シーズンで好業績銘柄が増えるとの期待感が強まり、好地合いを維持して上値を追う展開となった。
[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、7日続伸した。前日比111円66銭高の2万7914円66銭で大引けた。朝方は高値警戒感から小反落したものの、来週からの決算発表シーズンで好業績銘柄が増えるとの期待感が強まり、好地合いを維持して上値を追う展開となった。
7月22日、東京株式市場で日経平均は、7日続伸した。写真は都内にある株価ボード。6月14日撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
21日の米国株式市場は続伸。予想を上回る四半期決算を発表したテスラなど大型成長株への買いが通信株やエネルギー株の下げを相殺し、終盤にかけて値を上げた。好決算の話題は日本株にも出ており、前日は海運大手3社がそろって上方修正を公表。これが買い安心感を誘い、株価上昇を促す要因になった。
きのうまでの6日続伸によって高値警戒感が生じているものの「海運株の上方修正が示したように、ファンダメンタルズから売りにくい」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声も聞かれたほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)についても、ほぼ材料として織り込んだとの見方が出ており、株価は下振れしにくくなっているという。
ただ、ここからの上値については「2万8300円台のダブルトップは強力で、ここから上値を追うには、強力な買い材料が必要」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との指摘もあった。
TOPIXは0.28%高。東証プライム市場の売買代金は、2兆6252億4500万円だった。東証33業種では、海運業、サービス業などが上昇し、電気・ガス業が下落。個別では、日本郵船など海運株がしっかりとなったほか、ファーストリテイリングが連日の年初来高値更新となり、東京エレクトロンも堅調に推移した。半面、東京電力ホールディングスが大幅安となった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1014銘柄(55%)に対し、値下がりが712銘柄(38%)、変わらずが112銘柄(6%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27914.66 +111.66 27773.14 27701.25
─27952.25
TOPIX 1955.97 +5.38 1945.54 1943.44
─1958.64
東証出来高(万株) 99386 東証売買代金(億円) 26252.45
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