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概要:みずほフィナンシャルグループは29日、2022年4─6月期の連結純利益が前年同期比36.4%減の1592億円だったと発表した。簡易再生手続きを開始した自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)向け債権の引き当てや、前年同期の税効果による特殊要因が剥落する。
7月29日 みずほフィナンシャルグループは29日、2022年4─6月期の連結純利益が前年同期比36.4%減の1592億円だったと発表した。写真はみずほフィナンシャルグループのロゴ。2018年8月撮影。(2022年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 29日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループは29日、2022年4─6月期の連結純利益が前年同期比36.4%減の1592億円だったと発表した。簡易再生手続きを開始した自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)向け債権の引き当てや、前年同期の税効果による特殊要因が剥落する。
与信関係費用は648億円。同行は5月、子会社のみずほ銀行が持つマレリと同社の一部子会社向け債権3885億円に関し、取り立て不能または遅延の恐れが生じたと発表。すでに今期の業績予想に織り込んでおり、通期見通しに影響はない。
本業のもうけを示す連結業務純益は同21.5%増の2361億円となった。株式や投信販売などリテール部門は不振だったものの、市場部門がカバーした。
海外貸出金は前年同期比141億ドル増加。資本市場での調達に比べて割安だったことや、先行きの調達コスト上昇を見込んだ資金需要が出ている。ただ、長期金利低下の傾向もあることから、短期資金が増え、貸出金スプレッドは低下した。23年3月通期の連結純利益5400億円(前期比1.7%増)とする期初計画を据え置いた。IBESがまとめたアナリスト12人による連結純利益の予想平均値は5506億円だった。
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