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概要:[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア統計局が3日発表した第2・四半期の小売売上高は、インフレ調整後で前期比1.4%増加と、市場予想の1.2%増を上回った。物価が上昇する中でも堅調を維持した
[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア統計局が3日発表した第2・四半期の小売売上高は、インフレ調整後で前期比1.4%増加と、市場予想の1.2%増を上回った。物価が上昇する中でも堅調を維持したが、借り入れコストの上昇が個人消費に影響する兆しが出ている。
売上高は943億豪ドル(651億米ドル)だった。
消費が最も強かったのは外食で、コロナウイルス規制緩和以降の回復が持続している。一方、生活用品や食料品の売り上げは減少に転じた。
小売価格は1.7%上昇。前期は1.8%上昇していた。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は5月以降、計175ベーシスポイント(bp)の利上げを行っており、国内の住宅ローン残高が過去最高の2兆豪ドルに上る中、国民にコストとして跳ね返っている。
コモンウェルス銀行(CBA)のエコノミスト、ハリー・オットリー氏は「住宅ローン保有者のコスト増加が家計消費に対するさらなる下押し圧力となる可能性が高い」と予想した。
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