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概要:財務省が17日発表した7月貿易統計速報は、貿易収支が1兆4368億円の赤字だった。資源価格高と円安の影響で輸入額が増加し、貿易赤字は12カ月連続となった。輸出額、輸入額ともに比較可能な1979年以降で過去最大だった。
財務省が17日発表した7月貿易統計速報は、貿易収支が1兆4368億円の赤字だった。ロイターの予測中央値は1兆4050億円の赤字だった。写真は都内の港湾施設で2017年7月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 17日 ロイター] - 財務省が17日発表した7月貿易統計速報は、貿易収支が1兆4368億円の赤字だった。資源価格高と円安の影響で輸入額が増加し、貿易赤字は12カ月連続となった。輸出額、輸入額ともに比較可能な1979年以降で過去最大だった。
ロイターの予測中央値は1兆4050億円の赤字だった。
輸入は前年同月比47.2%増の10兆1896億円となった。アラブ首長国連邦(UAE)からの原粗油やオーストラリアからの石炭、液化天然ガスなどが押し上げ、18カ月連続で増加した。
輸出は19.0%増の8兆7528億円。米国向けの自動車や半導体等製造装置、フィリピン向けの鉱物性燃料などが増加し、17カ月連続のプラスだった。
地域別では、米国からの輸入は46.9%増加し、17カ月連続のプラス。液化天然ガスや石炭などがけん引した。また、中国からの輸入は電算機類や衣類、通信機などが寄与し34.6%増加した。対米、中国の輸出額、輸入額は過去最高を記録した。
財務省によると、原粗油の7月輸入状況は金額ベースで1兆1437億円だった。円建ての輸入通関単価は1キロリットルあたり9万9667円となり、対前年同月の伸び率は99.7%。
また、同省の資料によると、為替レート(対ドル)は平均値で136.05円となり、前年同月比23.1%の円安となった。
*財務省の発表資料は以下のURLをクリックしてご覧ください。here※過去の関連記事は[JPTBL2=ECI]をクリックしてご覧下さい。※経済モニターアプリは reuters://screen/verb=Open/URL=cpurl:/%2Fapps.cp./Apps/economic-monitor をクリックしてご覧ください。
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