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概要:来週の外為市場では、円急落阻止を狙う政府・日銀の出方が、ドル一強が続く中でどこまで効果を発揮できるかがポイントとなる。まだ少数だが、日銀が予想外の緩和縮小策に打って出るとの観測も出始めるなど、市場ではさまざまな思惑が交錯しており、ドル/円は激しい値動きが続く見通しだ。
9月16日、来週の外為市場では、円急落阻止を狙う政府・日銀の出方が、ドル一強が続く中でどこまで効果を発揮できるかがポイントとなる。2016年1月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee)
[東京 16日 ロイター] - 来週の外為市場では、円急落阻止を狙う政府・日銀の出方が、ドル一強が続く中でどこまで効果を発揮できるかがポイントとなる。まだ少数だが、日銀が予想外の緩和縮小策に打って出るとの観測も出始めるなど、市場ではさまざまな思惑が交錯しており、ドル/円は激しい値動きが続く見通しだ。
予想レンジはドル/円が140━145円、ユーロ/ドルが0.98―1.02ドル。
政府・日銀にとって最大の難関となりそうなのが、0.75%の大幅利上げ予想が大勢の米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。最近の経済指標の底堅さなどを受けて「1%利上げの可能性も捨て切れない」(外銀)との声もくすぶる中、利上げ幅が予想通り0.75%だったとしても、次回以降の引き締め期待やペースやターミナルレート(利上げの最終地点)見通しが維持されれば、ドルが大きく売られる理由は限られる。
米債券市場ではすでに、2年債利回りが15年ぶりの高水準を更新し、10年債利回りも11年ぶり水準へ迫りつつある。ゴールドマンサックスの試算によれば、10年債利回りが4.5%へ上昇すると、他の条件が一定であれば、ドル/円はさらに7%上昇して155円に接近する可能性があるという。
政府・日銀は14日、為替介入の実施を前提として金融機関にレートの提示を求めるレートチェックを実施。 政府・日銀の円安是正のスタンスをうかがう市場にとって、日銀会合も注目度が高い。
「(介入を)やるときは間髪いれずに瞬時にやる」(鈴木俊一財務相)、「急速で一方的な動きが継続する場合は、あらゆる措置を排除せず必要な対応を取りたい」(松野博一官房長官)と、政府が円安に語気を強めているだけに、日銀が「フォワードガイダンスを調整するなどといったことがあれば、円安是正にかなり効果がある」(外銀)との思惑が出ている。
ただ、予想の大方は「新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラム」を予定通り終了するだけで、現行政策を見直すとの期待はほとんどない。黒田東彦総裁が記者会見で、大幅な円安にどう言及するか、政策修正の可能性をにじませるかなどが見どころとなりそうだ。
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