简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:ファーストリテイリングは13日、2023年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期に続き過去最高を更新するとの見通しを示した。海外のユニクロ事業が業績をけん引する。会見した柳井正会長兼社長は「欧米で継続的に黒字が出せる体制が確立できた」と話した。
10月13日、ファーストリテイリングは、2023年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期に続き過去最高を更新するとの見通しを示した。
[東京 13日 ロイター] - ファーストリテイリングは13日、2023年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期に続き過去最高を更新するとの見通しを示した。海外のユニクロ事業が業績をけん引する。会見した柳井正会長兼社長は「欧米で継続的に黒字が出せる体制が確立できた」と話した。
同利益は前年比17.7%増の3500億円を見込む。IBESがまとめたアナリスト12人の予想平均値3270億円を上回った。22年8月期の営業利益も過去最高を更新した。
売上収益は同15.2%増の2兆6500億円を予想。国内、海外ユニクロ事業ともに増収増益を見込む。店舗数では既に海外ユニクロが、国内ユニクロの2倍近い数に達しているが、海外ユニクロ事業を中心に新規出店を加速する。グローバルで前年比約3割増の年間310店舗の出店を計画している。
柳井氏は、欧米事業について、将来的には「中国や東南アジアに匹敵する数の店舗を展開する」と述べた。欧州は、27年8月期に売上高5000億円、営業利益率20%を目指すことも新たに示した。
為替前提は1ドル=138.7円、1人民元=20.0円。当期利益は15.9%減の2300億円と減益見通しだが、今期予想では、為替換算差損益を見込んでおらず、前期の外貨建金融資産の換算による為替差益1143億円を除くと、実質増益となる。
足元の消費動向について柳井氏は、一部値上げした商品もあるが「むしろ売り上げは好調」とし、「安いだけの商品は売れないが、いいものなら適正な値段で買う(傾向にある)」と述べた。
岡崎健最高財務責任者(CFO)によると、過去2年間はコロナ禍のサプライチェーンの混乱もあり、在庫を保守的に保持してきたが、売れ筋商品を見極めながら在庫水準をコントロールするなどし、今後さらに値引き率を改善、原料高などの影響を吸収できるとした。
22年8月期の連結営業利益は前年比19.4%増の2973億円だった。為替の影響を除いても過去最高を達成した。新型コロナ禍の行動規制などの影響で中国を中心とするグレーターチャイナが減益となったものの、東南アジアや欧米が利益を押し上げた。同社は今年7月、好調な欧米のユニクロ事業や円安が利益を押し上げるとして、通期見通しを1900億円から2500億円へ上方修正していた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。