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概要:12日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円60銭から146円97銭まで上昇し、146円85銭で引けた。 黒田日銀総裁が経済回復を支援するため、大規模金融緩和を継続する意向を再表明したため円売りが
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円60銭から146円97銭まで上昇し、146円85銭で引けた。
黒田日銀総裁が経済回復を支援するため、大規模金融緩和を継続する意向を再表明したため円売りが加速。
さらに、9月生産者物価指数(PPI)が予想を上回り長期金利上昇に伴うドル買いも強まった。
その後、長期金利が低下に転じ、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、インフレが高過ぎ利上げが必要だとの見解で、過剰な利上げのリスクは少なすぎる利上げのリスクより小さいと、力強い利上げを公約をすると同時に、リスク軽減のための引き締め微調整の必要性も指摘されたことがわかると、ドル買いが一段落した。
ユーロ・ドルは0.9668ドルまで下落後、0.9720ドルまで反発し、0.9701ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はワシントンで、ユーロ圏経済は失業率が過去最低水準で、景気後退入りしていないと主張し、金融正常化していると表明したほか、クノット・オランダ中銀総裁が、「ECBは少なくともあと2回の大幅利上げが必要」としたため大幅利上げを織り込むユーロ買いが強まった。
ユーロ・円は142円00銭から142円63銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.1022ドルから1.1134ドルまで上昇した。
英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が高インフレ抑制のため、11月会合では大幅な政策行動を想定しているとしたため長期債利回り上昇に伴うポンド買いが強まった。
ドル・スイスは0.9946フランから1.0004フランまで上昇した。
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