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概要:米国株式市場は急落して取引を終えた。連邦公開市場委員会(FOMC)声明で将来的な利上げ幅縮小が示唆され、楽観的な見方が広がり、FOMC直後は買われたが、その後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言で売りが強まった。
[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米国株式市場は急落して取引を終えた。連邦公開市場委員会(FOMC)声明で将来的な利上げ幅縮小が示唆され、楽観的な見方が広がり、FOMC直後は買われたが、その後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言で売りが強まった。
米国株式市場は急落して取引を終えた。FOMC直後は買われたが、その後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言で売りが強まった。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
FRBは1─2日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とした。その上で、これまでに実施した「金融引き締めの累積効果」を考慮し、今後の利上げ幅がより小規模なものになる可能性を示唆した。
ただ、パウエル議長が利上げの一時停止を検討するのは「非常に時期尚早」と述べたことを受け、米国株は大きく値下がりした。
ウェドブッシュ証券のシニアバイスプレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「失望に見舞われた瞬間かもしれない。今回のようなやり方はすべきではなかったと思うが、なぜそうしたのかは理解できるし、大局的に捉えればパウエル氏は今適切に行動している」と指摘。「最終的には経済にとっても市場にとってもプラスになるだろう」と述べた。
S&P総合500種の下落率は10月7日以来の大きさだった。
S&P500はFOMCの結果発表前は小幅安で推移。企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が2日発表した全米雇用報告で、民間部門雇用者数が10月に23万9000人増と予想以上に増加したことで労働市場の強さが改めて示され、FRBが積極的な利上げ路線を継続するとの見方が強まったことを受けた。
米取引所の合算出来高は128億株。直近20営業日の平均は115億7000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.38対1の比率で上回った。ナスダックでは2.81対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 32147.76 -505.44 -1.55 32576.2 33071. 32139.
8 93 77
前営業日終値 32653.20
ナスダック総合 10524.80 -366.05 -3.36 10885.0 10993. 10522.
1 24 90
前営業日終値 10890.85
S&P総合500種 3759.69 -96.41 -2.50 3852.90 3894.4 3758.6
4 8
前営業日終値 3856.10
ダウ輸送株20種 13094.43 -426.52 -3.15
ダウ公共株15種 904.59 -9.28 -1.02
フィラデルフィア半導体 2328.47 -74.28 -3.09
VIX指数 25.86 +0.05 +0.19
S&P一般消費財 1067.26 -42.08 -3.79
S&P素材 455.20 -12.02 -2.57
S&P工業 783.19 -14.05 -1.76
S&P主要消費財 742.08 -13.07 -1.73
S&P金融 558.94 -7.27 -1.28
S&P不動産 223.75 -6.01 -2.62
S&Pエネルギー 681.01 -15.68 -2.25
S&Pヘルスケア 1521.37 -26.20 -1.69
S&P通信サービス 154.10 -4.83 -3.04
S&P情報技術 2144.63 -77.13 -3.47
S&P公益事業 337.08 -3.47 -1.02
NYSE出来高 11.36億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 27320 - 320 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 27315 - 325 大阪比
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