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概要:[マニラ 10日 ロイター] - フィリピン統計局が10日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比7.6%増加した。伸び率はロイターがまとめた市場予想の6.3%を上回ったほか、第2・四半期の
[マニラ 10日 ロイター] - フィリピン統計局が10日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比7.6%増加した。伸び率はロイターがまとめた市場予想の6.3%を上回ったほか、第2・四半期の7.5%から小幅に加速した。
前期比では2.9%増と、前期の0.1%減からプラスに転じた。予想の1%増も上回った。
アルセニオ・バリサカン経済企画長官は記者会見で、2022年の政府目標である6.5─7.5%成長を上回る可能性が高いと述べた。
ただ、「成長率は注目に値するが、わが国は高インフレという形で依然としてかなりの負担に直面していることを強調したい」とも指摘した。
一連の利上げにもかかわらず、1─9月の平均成長率は7.7%と、政府が今年初めから新型コロナウイルス規制を継続的に解除したことによる経済の全面再開が寄与している。
バリサカン氏は、国民の購買力を守るために、金融引き締めも含めインフレとの闘いに引き続き取り組むと述べた。
第3・四半期の家計消費は前年同期比8.0%増で、前四半期の8.6%増より鈍化したものの、前年同期の7.1%増より加速した。
INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「物価が上昇する中、これは大きなアップサイドサプライズだ」と語った。
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