简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:[ワシントン 9日 ロイター] - 米中間選挙で政権と議会の「ねじれ」が生じる可能性が出てきたことから、来年は連邦債務上限や景気対策を巡る対立が激しさを増し、経済にリスクをもたらす恐れがある。 これ
[ワシントン 9日 ロイター] - 米中間選挙で政権と議会の「ねじれ」が生じる可能性が出てきたことから、来年は連邦債務上限や景気対策を巡る対立が激しさを増し、経済にリスクをもたらす恐れがある。
これまでの開票結果を見ると与党民主党は予想より善戦しており、上院で多数派を維持する可能性が残っている。ただ下院では野党共和党が多数派を奪取する確率の方が高そうだ。
シュタイフェルのストラテジスト、ブライアン・ガードナー氏は「どんな結果になるにせよ、事実上のグリッドロック(膠着状態)になる。議会で両党が拮抗するだろう」と述べた。
グリッドロックになると、基本的な政府運営が滞るリスクがある。
例えば、来年はある時点で連邦政府の債務上限を引き上げる必要が生じ、その時期は秋より前かもしれない。まだ米連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了していない時点で上限引き上げを巡って議論が膠着すれば、経済を混乱させかねない。
オバマ政権下では、経済が世界金融危機後のリセッション(景気後退)から立ち直っていない段階で、共和党が債務上限協議を盾に財政支出の削減を迫った。
ゴールドマン・サックスのアナリストらは「来年も似たシナリオが展開するかもしれない」との見方を示した。
米経済は今後1年間でリセッションに陥るとの見方が強まっており、インフレ率が予想外に急低下しない限り、物価高騰、金利上昇、生産縮小の三重苦に見舞われかねない。
そうなると、主に財政政策によってリセッションに対応することになるが、政府と議会がねじれていると政策決定が難しさを増しそうだ。
新型コロナウイルスのパンデミックによるリセッションに対応し、米政府が迅速に経済対策を打ったのは「お手本」と考えられてきたが、それが今のインフレの引き金になった可能性があり、公的債務も記録的水準に膨張した。
そのため、これからリセッションが訪れても政府・議会は財政対応に及び腰になるかもしれない。
野村のアナリストらは「来年は政府の分断により、経済は財政からの追い風が逆風に転じ、リセッションが予想される中で財政支援を欠く結果になりそうだ」と記した。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。